Tournament article
サン・クロレラ クラシック 2011
石川遼は出遅れ
ティショットは曲がるし、パットは決まらない。「今日は悪いショットをして自信が持てなくなった」。
そのために「スイングが小さくなって、サイドスピンがかかりやすくなるという悪い流れ」。
また、アイアンショットも「自分の意図より左に出て戻って来なかった」と悪循環が続いた。
先週はジャンボ尾崎から指摘を受けた、スイングの解体作業は続いている。
「今日もやるべきことは分かっていたけど、それが出来なかったということです」。
原因は分かっているし、新しいスイングを構築する最中には、こんな事態も起こり得る。
先週は優勝争いの末に、単独2位につけながら、その翌週にはさっそく初日にまさかの77にも「こんな日もある」。
覚悟の上とはいえ、「もう少しスコア的には我慢したかった」。
すでに1勝を上げており、相性が良いはずの小樽で5オーバーは123位タイと、大きく出遅れた石川は「だいぶ抜けている」と、リーダーをはるかに見上げて「明日明後日で詰めて、トップ5、トップ10を目指して頑張りたい」と、気持ちを入れ直した。