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TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood 2011

宮里聖志は一歩後退

2日目も弟優作(左)との同組ラウンドで、スコアを伸ばした兄。
前日より「ショットは曲がっていた」とはいうが、前向きな気持ちはそのままだった。初日に大会レコード新の63をマークした宮里が、引き続き好調をキープ。

午後から回った津曲に1打抜かれたものの、この日も余裕の60台で、単独2位。

初日から「どんなミスも、ポジティブに行く」と決めたら、自然と運も向いてきた。5番パー5は、左のラフに潜り込んだティショットが、どこを探しても見あたらなかった。

同伴競技者ばかりか、スコアラーや移動式スコアボード係のボランティアさんまで巻き込んで、大捜索を行ったが見つからない。

諦めて、専属キャディの長恭邦(ちょうやすくに)さんに「ボールと、ボールと、ドライバー」と、伝えた。
打ち直しに戻るのはいいが、万が一OBしたときに備えてボールを2個ちょうだいと頼んだその矢先に、「あった、あった!」と声がした。

見当をつけていた箇所から25ヤードも先のラフに落ちており、そこからパーを拾って「ラッキーでした」。2005年以来のツアー2勝目のチャンスにまた一歩近づいたが、優勝争いに関わらず、普段から「いつもドキドキ」とおどけたお兄ちゃんは「明日も1打1打大事に行きます」。腐らず、怒らず、最終日まで丁寧にコースを歩く。

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