Tournament article
東松苑GC・JGTOチャレンジ II 2011
プロ初優勝の弘井太郎「やっと勝てました!」
初日からティーショットとショットがほぼ完璧だったという弘井。あとはパットが入るか、入らないかの勝負だった。優勝争いをする中で若干緊張している部分も感じたが、グリーンを外してもしっかりパーセーブするなど安定したプレーを見せ、ずっとチャンスを狙っていた。
「プレーオフに入って、ショットがブレはじめてきた。でもなんとかセーブして、最後のバーディーパットまで辿り着けた。やっと勝てました!」
前大会(SRIXON/Cleveland Golfチャレンジ)までのチャレンジトーナメント賞金ランキングは86位。本大会での優勝で一気に5位に躍り出た。次なる目標は残り2試合で、チャレンジトーナメント賞金ランキング6位までに与えられる第1回リランキングまでの来季レギュラーツアーの優先出場順位資格。「あと残り2試合頑張って、6位までにはなんとか入りたい。ツアー経験をたくさん積んで、もっとレベルアップしたい。」
飛距離があるわけでもなく、ハデなパフォーマンスもないけど、粘り強く出来ることが自身のポイントと話す弘井。本大会での優勝を機に、さらなる飛躍を期待したい。
ホールアウト後、荷物の中に携帯を入れたままにしていた弘井は、「携帯を置いてきちゃって。着信いっぱい鳴ってますかね?まずは親に電話をして、それから先生に…」と嬉しい悲鳴を挙げた。
今頃はお祝いと喜びを知らせる着信が鳴り響いているはずだ。