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マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 2012

マンデートップ通過のルーキー、浅地洋佑が3位

17番でバーディ。そして最後の18番はイーグル締めで、ぐいと順位を上げてきた。4番のユーティリティを握った219ヤードの2打目は「ほぼストレートでピン筋に飛んで、落ち際で気持ちドロー」と計算しつくされた一打はみごと、ピン2メートルを捕らえた。

首位と2打差の3位に「追い詰められた状況で、良いプレーが出来て素直に嬉しい」。

ファイナルQTはランク11位の資格で迎えたルーキーイヤーの今年。すでに、チャレンジトーナメントの賞金ランキングで6位と、来季前半戦の出場権はすでに手中におさめても、満足はしていない。

「あくまでも、1年通してが目指すところ」。
つまり、レギュラーツアーでの初シード入りが一番の目標でも、現在賞金ランキング74位は今大会のほかに出場出来る試合が残り1試合となれば、焦らないわけがない。

同期の川村昌弘は現在賞金ランキング25位で、初シード入りにも完全に当確ランプを灯して、仲間の活躍が「素直に嬉しい気持ち」と言う反面で「多少悔しい気持ちも」というのが正直な胸の内。

「川村や、僕でもツアーで通用するんだ、と次の世代に証明しないといけない」との使命感にも燃えている。

出場人数が90人まで減った今週も、実は当初は出場権がなかった。
22日の月曜日に行われた予選会・マンデートーナメントを1位で通過して、貴重なチャンスを得た。
杉並学院高校の大先輩の石川遼。「先輩は忙しいので、一緒に練習をしたりというのはなかなかないけど。でもマンデー通っておめでとう、と言ってもらえたのは嬉しかった」と、力に変えて好発進だ。

マンデー出身者が、当時史上3人目となる優勝を飾ったのは、2004年のこの大会だった。大会では井上信(いのうえまこと)以来となる快挙にも、期待がかかる。ツアーでは、2010年のセガサミーカップの小山内護以来となる5人目の記録に、19歳の手が届くか。


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