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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2012

津曲が、河瀬が!!「また必ず這い上がってきます!」

現実は厳しい。プロ7年目の津曲泰弦(つまがりたいげん)も昨年、自身2年ぶり3度目のシード復活を果たしながら、今年もまた“圏外”へと弾き出された。

賞金ランキングは115位で迎えた今大会は、予選カットに1打足りずに、最終日を前に、シード落ちが決まった。

2008年には、ドライビングディスタンス1位にも輝いた飛ばし屋も、今季は「練習したことが、コースで出来ない。プレッシャーがかかった場面で特に。いろいろ考えさせられた1年」。
それでも、シーズンは後半戦に、徐々に手応えが出てきたことが、せめてもの励みだ。

「あとは、来週のQTで発揮するしかない」。

また河瀬賢史(かわせまさふみ)は昨年に念願の初シード入りを果たしながら、2年目の保持はかなわなかった。そのことで、何より心苦しかったのは「師匠に余計な心配をかけてしまったこと」。

藤田寛之には、この1年間は特に懇切丁寧な指導を受けながらも、それを生かすことが出来なかった。
「甘えられる立場ではないのに、どこかに甘えがあったと思う」。
シード元年の今季はそこに腰掛ける気持ちが自分の中で、多少はあったことを河瀬は悔やむ。

今大会は2日目にして103位に終わって、開幕直前の賞金ランキングも94位からひとつも上げられないまま終わってしまった。
「それが僕の実力」。
自分に厳しい言葉も「そう思わなくちゃ前に進めない」と、次週のファイナルQTに気持ちをぶつける。
「プレーヤーとして、また人としても。ひと皮もふた皮もむけて帰って来ます。必ず這い上がって来ます」と河瀬。
津曲も「また挑戦しに帰ってきます」。何度跳ね返されても、また必ず戻ってくる。

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