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関西オープンゴルフ選手権競技 2012
勇太の“先生”が発奮、篠崎紀夫が教え子とV争い
いよいよ最終組でぶつかるのは武藤と、教え子。
池田勇太は篠崎が、“レッスンプロ”をつとめる千葉県の「北谷津ゴルフガーデン」に、小2のころから高校になるまで、毎日通ってきた練習場でもある。
おじいちゃんに連れられてやってきて、「篠プロ」とすぐになついた池田はしかし、「昔から言うこと聞かない子で」。こちらが親切に教えることも、「自分が出来ない、と思ったらはっきりと出来ない、という。勇太は昔から、そういう判断が出来る子だった」。
自分というものをしっかりと持っているからスイングも、あの頃からちっとも変わっていない。
子供のころから知る選手とこうして最終日、最終組で戦うことには感慨深さもあるが、「俺は弟子とも思ってないし、あいつも師匠とも思ってないでしょう」と、カラカラと笑う。
今年はすでに、5月のとおとうみ浜松オープンの3日目に同組対決をして、そのときは篠崎が池田に2打差をつけたが「別に、明日もヤツのことは気にしない。勝つか負けるかも、運任せ。俺は俺のゴルフをするだけです」。
昨年に喪失したシード権の復活にかける42歳が、5年ぶりのツアー2勝目をにらむ。