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つるやオープンゴルフトーナメント 2012

QT1位の李京勲 (イキョンフン)が単独2位に

昨季のクォリファイングトーナメントでランク1位に輝いた韓国の李 (イ)が、さっそくその真価を示した。デビューから2戦目にして最終日最終組でのV争い。優勝こそベテランの藤田に譲ったが、プレッシャーと強い雨風にも大暴れもせず、じっと耐えて「アプローチとパットで守るゴルフが出来た」と、胸を張った。

チャンピオンのゴルフには、素直に脱帽した。
「藤田さんのパットは本当に凄い。アドレスに入ると全部が入りそうな雰囲気。入らなかったパットも、入りそうな気がした。凄かった」と感心する本人も、得意分野はパッティングというだけに、それを凌駕する藤田には、得るものも多かった。

「スタートするときは、優勝の二文字を考えていた」という強気な21歳。「2位に終わったのは正直、もったいない気持ちもあるけど、藤田さんから学ぶことがたくさんあった」と、それも肥やしに。

先週の東建ホームメイトカップは日本でのデビュー戦に、「良い結果を」と、気合いを入れすぎて空回り。
「思うようなゴルフが出来なくて。さっそく自信を失いかけたけど、今週の2位で日本でも戦っていけるんだとの思いが沸いてきた」。
まずは一つ目の目標としている初シード入りも、さっそくクリアしそうな勢いだ。

「セールスポイントは攻撃的なゴルフ。でも、自分で言うのも何ですが、見た目はかわいい選手です」と、茶目っ気もたっぷり。
改めて、韓国の李京勲 (イキョンフン)。
裵相文(ベサンムン)や、金庚泰(キムキョンテ)ら同様に名前は読みづらいけど今季、ぜひ頭に入れておきたい新顔のひとりだ。

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