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TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙 2012

池田勇太は「言い訳はしたくないけど」

2時間12分もの競技中断を挟んだ最終日の第3ラウンドは、日没との闘いでもあった。刻一刻とあたりは暗さを増していく。大混戦の本戦は、めまぐるしく首位が入れ替わる中で、14番で痛恨のダブルボギーを叩き、本戦の18番でイーグル逃しのバーディを奪って、リーダーにどうにか追いついたは良かったが、呉と挑んだプレーオフは、過酷なものとなった。

18番のサドンデスは、1ホール目に第2打を打って、気が急いた。暗闇が迫っていた。思わず駆け足になった。
2ホール目には投光器が灯り、3ホール目には数台のカートのライトを頼りに8メートルものチャンスを沈めても呉に入れ返されて、いよいよ4ホール目のアプローチ戦のころは、完全にあたりは暗闇に包まれた。4ホール目のアプローチ戦はカップを大きく行きすぎた。

再び8メートルの2打目は、打つ前にカートの位置をずらしてもらい、ライトがちょうどラインを照らすように工夫してもらっても「やっぱり見えなかった。申し訳ないけれど」。

もちろん、対する呉も同じ条件。
「見えないのは相手も一緒だと思うし、言い訳はしたくないけど・・・。無理だわ。決められるものも決められない。俺に流れがなかったという感じ」。さすがの若大将も、暗闇のプレーオフには完全お手上げ。
先週に引き続き、またもや2位で今季初Vを逃した。

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