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ファイナルQT下関ゴールデンゴルフクラブ 2024

池田勇太6アンダー66で納得の首位発進

山口県下関市にある下関ゴールデンゴルフクラブを舞台に来季の出場優先順位を決めるファイナルQTの大会1日目が行われた。

首位タイに6アンダーで6人が並ぶ混戦の幕開けとなったが、その中に池田勇太の名前がある。この日は6バーディのボギーフリー。

「いいゴルフでした。スコアはもとより内容が良かったね。ノーボギーで、パーが危ういのが2つくらいしかなかったので」。

 

池田自身の感覚からしてもっとできた感じはあるだろうが欲を言えばキリが無い。ただ、確かな手応えを感じられたラウンドになったことは間違いない。顎の手術を受けたときはどこまでゴルフを戻せるかは未知数だったし、ネガティブなことを言えば悪い状態のままだった可能性も十分にあった。そんな状況だったからこそ、自分の中である程度満足できる内容のゴルフができているところまで戻ってこられたことを素直に喜んでいるように見える。

「昨日も話したけれど、周りにはわからないことだと思うけれど、治療して良くなっていると感じられるところが時間と共に実感できているところと、まだもうひとつと思うところもまだまだある。そこはプレーをしながら、実感しながら楽しめている部分はありますよ」。

 

池田がこだわるのはファイナルQTでの順位とかではない。順位は結果的についてくるもので、それよりも重視しているのがゴルフの内容だ。ある意味でイチからゴルフを立て直す必要があった状況だからこそ、その過程を楽しみつつも内容には常にこだわり続けている。それはこれまでのゴルフ人生で揺るがなかった部分でもある。残り3日間も耐えるところは耐えて、獲れるところは獲る。それを繰り返すだけだと内容にこだわるゴルフを突き詰める姿勢は変わらない。

 

なお、池田と並ぶ6アンダーの首位タイには松田一将、鈴木海斗、岡田絃希、村山駿、チャム ニクラウスの5人が並んでいる。さらに1打差の7位タイには新村駿、片岡大育ら5人がつけている。


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