今年は自身が想定していたよりも多くの試合をこなすことになったが、その中で感じた課題や、手応えに似た感覚を得ることができた。だからこそ来年はある程度ゴルフができる感じがしていると池田は言う。今回は昨年とは違いサードQTからの挑戦を強いられたが、そこも見事にクリアしてファイナルQTへと乗り込んできた。
「(今回のファイナルQTは)来年への準備というのはもちろんあるけれど、今年の終わり方があれじゃあ気分が悪いからね!」。
池田が言う終わり方とは賞金シードがかかったカシオワールドオープンでのこと。パットが全く決まらなかったこともあり2日目に78を叩いてしまい予選落ち。そこでシード復帰は万事休すとなったわけだが、シード云々ではなく自分のゴルフが許せなかった。その鬱憤を晴らすために下関にやってきた。
この日は練習ラウンドはせずにパットとアプローチ、そしてレンジでの練習のみ。軽めの練習と思いきや最後までツアーバスでクラブの調整を自ら行うなど、明日からの4日間に万全を期していた。