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フジサンケイクラシック 2012
池田勇太は「優勝できれば100点満点」
初日は63位タイの出遅れから、V争いまでこぎつけた。決勝ラウンドの3日目は、インスタートの裏街道から67でまくって、首位とは5打差の7位タイから大逆転を期して、最終日を出ていった。
前半は、大雨と霧の中で3連続バーディを奪った。6番のバーディでこの日初めて首位をとらえた。
アウトコースは上がりの2ホールで連続ボギーも12番は3メートルのバーディで1打差まで詰め寄り、14番はピンそばにつけて再び首位に並んだ。
16番で、オナーのティショットは「風があそこまで右から来ているとは思わなかった」と痛恨の池ポチャをしたころには、リーダーがマークセンから金に入れ替わっていた。
強豪相手に一歩後退も、土壇場で食らいつく。
1打差で迎えた最終18番は、6番アイアンを握った左バンカーからの第2打が、ピンそば1.5メートルに吸い付いた。
バーディで並んだ。固く握った右拳を見せつけた。
すぐ後ろの組で回る金のプレーを待った。
「優勝出来れば100点満点だけど、100点に近いゴルフが出来た」。
結局、金にバーディを入れ返されて1打差に沈んだが「久しぶりに良い気持ちで上がれた」と負けて痛快な敗退だ。
「これからどんどん大きな試合が始まって、優勝目指してまたモチベーションあげて行こうかな」。
若大将をその気にさせるのにも十分の好ゲームだった。