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ANAオープンゴルフトーナメント 2013

韓国の新顔! 宋永漢が4位に浮上

やにわに、見慣れない名前がリーダーボードにのし上がってきた。今大会は初出場の宋永漢は、「ソンヨンハン」と読む。前半はティショットで再三、 ラフに入れながら、それでも「ロングホール以外はアプローチをしなくて済んだ」と、危なげないゴルフでボギーなしの66をマークした。

日本なら石川遼や松山英樹。韓国なら、日本ツアーで1勝の李京勲(イキョンフン)と、同い年の22歳。アマチュア時代はナショナルチームに名を連ねて、スター選手の候補生だった。

先週は、韓国ツアーのトンブオープンで、優勝争い。やはり同い年で大親友の盧承烈 (ノスンヨル)も、米ツアーのウェブドットコムツアーの第3戦でV争いを繰り広げており、3日目の夜には「お互いに頑張ろうな」と、メールで励まし合ったものだ。

「なのに向こうは勝って、僕は2位・・・」。絶好のチャンスを迎えながら、逃した勝利に「今も、少し胸が痛い」と今週は、ちょっぴり傷心の来日に、昨晩はつい親友に愚痴もこぼれた。

今週は、同じ宿に泊まる李と温泉でぬくもった後、ロビーでアイスクリームを食べながら「僕もなんとか良い結果が出せないものかな・・・」。
「何を弱気なことを言ってんだ! お前だって絶対に出来る」。そう励まされて、少し前向きになれた。それでもいきなり大きな目標を掲げると、「逆にそれが毒になるので」と控えめに、「今日は20位内に入れれば」と迎えた3日目に、いきなり優勝争いに名乗りをあげた。

今季、日本ツアーはファイナルQTランク59位の資格で参戦。しかし序盤はほとんど出番がなく、ワンアジアツアーの枠で出場したインドネシアPGA選手権で、2位タイにつけて出場優先順位の組み替えが行われるまで好機を待って、輪厚でようやく得たチャンス。
スター揃いの同級生たちに、負けていられない。

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