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ダンロップフェニックストーナメント 2013
韓国勢が躍進! 逆転の賞金王もかかる2人が首位タイに【インタビュー動画(S・J・パク)】
金は、賞金ランク1位を独走する松山に、約5600万円差の2位。パクは、同じく約7400万円差で、ランクは5位。今大会を含めてツアー最終戦までの3戦は、軒並み優勝賞金4000万円のビッグマネーが続くために金も、パクもまだ大・大逆転の賞金王の可能性を残している。
しかし、普段からともに練習を積む良き先輩後輩は、異口同音に「それは神様が決めること。僕に出来るのは、ただ目の前の1打に集中するだけです」。
特に金には苦い経験があった。あれは5年前の母国ツアーでの出来事だった。金は賞金王にほぼ王手をかけて、最終戦に臨んだが、最後の最後に裵相文 (ベサンムン)に、見事にひっくり返されたという。
「あのときもそうだったのですが、回りも賞金王のことしか言わないし、僕自身もそのことばかりで頭がいっぱいでした」。目先の結果にとらわれて、目の前の試合に集中することを忘れた。そのために、土壇場で足下をすくわれる結果となった。
同じ失敗は、絶対に繰り返さないと決めている。
それよりも、後輩との優勝争いを楽しむ。実は、今年5月にツアー通算2勝目をあげた日本プロも最終日にパクと一緒に回っている。それを、ひとつ吉兆と捉えて「・・・今回も、僕が勝てるかな?」とニヤリ。
対するパクは昨年、金がツアー初優勝を飾った「VanaH杯KBCオーガスタ」で今年、パクも続いて悲願のツアー初Vをあげており、「先輩の勝った試合で自分も勝てたことは、非常に光栄でした」と、それもひとつ誇りにしている。
「今週も、先輩の後を追いかけていければいいですね」。
いずれが勝っても、今大会は40回という長い歴史の中で、韓国勢の優勝は史上初。互いに切磋琢磨で、快挙を狙う。