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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2013

連覇を狙う、黄重坤(ハンジュンゴン)

2年目の日本で、その実力を知らしめるのには十分のツアー通算2勝目となった。昨年の最終日は、1打差の2位から出る混戦模様にピリオドを打ったのは最後の18番。「グリーンの真ん中でいい」と、安全策をとったつもりが、スプーンを握った270ヤードの2打目が思いがけず、ピンまで1メートルにつくイーグルチャンス。弱冠二十歳の青年が演じた鮮やかな幕切れは一昨年、デビューから8戦目のミズノオープンで達成した、当時は石川遼についで2番目となる10代での初Vから、またひとつ、成長した姿を見せつけるのには十分だった。

今季は3度のトップ10入り。8月の「VanaH杯KBCオーガスタ」では、3勝目にあと少しで届く単独2位につけるなど、3年目の今年も着実にキャリアアップを重ねている。

昨年は、4000万円もの優勝賞金はもちろん、とりわけ嬉しかったのは、開催地の地元高知県のご当地グルメがずらりと並ぶ優勝副賞。食いしん坊の21歳が今年もそれも合わせて2度目のタイトルを狙って来るのは間違いない。

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