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中日クラウンズ 2013

スティーブン・コンランは「お水を下さい」

どちらかというと、寡黙な選手は普段、余計な事はめったに喋らない。表情も、滅多に変えない。ポーカーフェイスもこの日ばかりは、苦笑いばかりがこぼれる。
あまりの強い風に、競技を終えて、スコア提出場に入るなり、いつもは言わない戯れを、つい言った。

「お水を下さい」。

のどが渇いたのではない。
乾ききったグリーンに、水をまいてくれとのジョークである。

伝統と歴史の中日クラウンズは、初日から延々とアウトのワンウェイスタートの8組目でコースに出て、わりと早いうちに上がってきたコンランが、ホールアウトしたころは、トップ10入りもしていなかったのに、競技が終わるころには、あれよあれよと単独2位だ。

豪州出身のベテランは、むしろ風を味方に好スタートを切った。

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