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Thailand Open 2013

はるばる現地で少ないチャンスをうかがう3選手とは・・・?!

開幕前日は13日水曜日の12時きっかりに、3人の日本勢が大会本部を訪れた。昨年の賞金ランキング順に言うと、今季初シードの浅地洋佑とベテランの小山内護、そして原口鉄也だ。

14日から始まるジャパンゴルフツアーアジアシリーズの第一弾「タイランドオープン」は、ワンアジアツアーとの共同主管で行われ、出場156人中ジャパンゴルフツアー(JGTO)は、60人の枠が割り当てられている。

つまり、昨年の賞金ランキングは上位70人に入ったシード選手であっても、全員が出られるわけではなく、上記の3人はまさに、現地ウェイティング制度を利用して、繰り上げ出場を狙ってはるばる開催国のタイまでやってきたというわけだ。

もっとも、欠場が出たときの補充は、誰が休んでもいいというわけではなく、あくまでもJGTO枠からの欠席者が出た場合にのみ、3選手にチャンスが回ってくるというしくみ。

大会は、開幕を翌日に控えて、これから初日のスタートが終了するまでに、いっぺんに3人も欠場者が出るとは考えにくく、タイまで来ても、出場の可能性はきわめて低く骨折り損になる覚悟でやってきた3侍。

事務所でウェイティング選手としての登録を済ませ、今後の動向についてスタッフの説明を聞く際も、まだ19歳の浅地は先輩の2人より、やや少し後ろに控えて遠慮がちにしていたが、繰り上がる場合の優先順位はベテランや新人、年齢等はいっさい関係なく、あくまでも賞金ランキング順で浅地(67)、小山内(68位)、原口(71位)と、まさに弱肉強食の世界。

いざというときはいつでもコースに飛び出していけるように、これから初日のスタートが終わるまで、まんじりともせずに過ごす3人だ。

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