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ANAオープン 2014

宮本勝昌の野望!

2日目の第2ラウンドは、5番でグリーン右のラフからサンドウェッジで、チップインイーグルを含む渾身の5アンダーで、リーダーボードを駆け上がってきたのは、最終日にぜひ実現させてみたい場面があるから。

「CAさんに囲まれて、写真を撮りたい」。今大会は最終日の表彰式のあとの恒例の記念撮影会。勝者は大会主催の全日空のキャビンアテンダントのみなさんと、ズラリと並んで祝福を受けることが出来るのだ。

「今年は制服が新しくなったですしね」と、そこも宮本にとってはたまらないモチベーション。

この日2日目は、めまぐるしく変わる天候の中で「難しかった」と宮本も例外なくため息をつきながらも、雨がもっとも激しく降った前半は「5番と6番の2打目が同じだなんて。今までそんなの打ったことないです」と6番のパー4は、ひどいアゲンストの風に、220ヤードも距離が残って、パー5の5番と同様に、2番アイアンでどうにか乗せて、12メートルものバーディトライは、もっともCAさんへの思いがこもった場面?!
この長いパットをねじ込み、一気に優勝争いに食い込んできた。

先月の「アールズエバーラスティングKBCオーガスタ」はいつものように、勝った兄弟子を18番グリーンで出迎えて抱きしめると、飛行機の時間もあって、とっとと引き上げたのだが後悔している。
藤田の5ホールものプレーオフをすべて見守ったことにも満足して帰ってきたのだが、表彰式まで残っていれば良かった。
「あの藤田寛之が泣いたって・・・。見てみたかったあ」と思うにつけても「今度は僕が勝って、泣かしてやりますよ」。
目下、宮本のもうひとつのモチベーションである。

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