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マイナビABCチャンピオンシップ 2014

韓国の李京勲(イキョンフン)が単独首位に

この日2日目は最後の9番で、今週初めてのボギーを打った。「ティショットをラフに入れて、2打目をミスショット。でも今日のミスはそこだけでした」と、ショットも、パットも「完璧」と胸を張ったこの2日間。

日本ツアーは1年目の一昨年に、7月の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」でデビューから9試合という早さでツアー初優勝を上げた際には、「賞金王も夢じゃない」と言われた逸材だが翌年にスイング改造に踏み切ったことで、なかなか次の勝ち星にも恵まれなかった。

目指したのは体に負担をかけないスイング。「フェードボールも打てるようになりたい」と欲張ったはいいが、意のままにならないまま1年が過ぎて、そろそろ鬱憤もたまっている。
「まだ完璧ではないですが、今日もほぼ思った通りのプレ−が出来たし、この2日間はショットも思い通りに打てています」と、確かに掴んだ手応えを胸に、単独首位で決勝ラウンドに進んだ。

「凄く勝ちたい気持ちは強い。でも、今まではその気持ちが強すぎて、失敗してきたと思うので。明日も自分を信じて、平常心で挑みたいです」。23歳は静かに語った。


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