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フジサンケイクラシック 2014

H・W・リューは「今度こそ、大勢のお客さんの前で・・・」

そしてこちらも韓国選手。ここ富士桜のグリーンは、見上げる富士山からの傾斜があるとの情報を仕入れて、リューも例外なく実践しているそうだが「なんだか余計に頭がこんがらがってきます」。
苦笑いを浮かべつつ、5番でのダブルボギーも次の6番から3連続バーディも読み切ってあっさりと取り返すと、後半は、13番からなんと4連続バーディで、若い選手に負けじと、33歳もリーダーボードに居座った。

一昨年は日本ツアー初制覇も、すぐ翌年には賞金シードを逃してしまったのは、春先に韓国ツアーで1勝を挙げたのを機に、母国の賞金王を狙ったから。

「気持ちが完全に向こうに行ってしまって」。
みごとポイントランキングで1位に輝き、悲願達成も日本ツアーのほうがおろそかになって、シード権を落としてしまったことは、「反省する点。今年は心機一転、頑張ります」と、気合いが入っている。

初優勝を飾った2012年のコカ・コーラ東海クラシックは、大型の台風の影響で、最終日は史上初の無観客試合に、誰もいない18番ホールは「とても寂しかったので・・・」。
2度目の優勝はぜひ、大勢の祝福を浴びたい。「たくさんのお客さんに来ていただいて、その前で良い姿を見せたいです」と、意欲を示した。

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