第３ラウンドはスタートから５連続バーディの猛チャージ。いまは主戦場のチャレンジトーナメントでも経験があるが、「最初にこういうスコアが出たときは、最後はたいがい大したスコアにならないことが多いけど。今日は気負わずに淡々と出来た」と、後半も順調に４つのバーディで、ボギーなしの63をマークした。

茨城県の水城高校から日大に進む間に、数々のアマタイトルを獲得して２００７年にプロ転向を果たしたが、ツアーでの初優勝はもちろん、初シード入りもまだ。

同じＱＴ組から今年は同い年の竹谷佳孝が、６月の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」でメジャータイトルを勝ち取ったことも「刺激」に、今季は２戦目のこのレギュラーツアーで、初金星を狙う。

ここグランディ那須白河ゴルフクラブは、うねるグリーンが待ち受けるだけに、特に２打目以降は攻め一辺倒では通用しない。「ラフに行ったときは引いて、フェアウェイからなら攻めて」と最終日のゲームプランも綿密に「明日はメリハリを大事に、プレーをしたい」。太田も虎視眈々と初Ｖを狙っていく。

• 太田 直己
• 竹谷 佳孝