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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2015

宋永漢 (ソンヨンハン)はツアー初Vのチャンスも「僕にはまだ、難しいです」

日本ツアーも今年で3年目ともなれば、なかなか日本語も上手になってきた。「いやいや・・・」と、まだあどけない表情の23歳は照れて、「スーパーキャディのおかげです」。
今年、新たに専属キャディ契約を結んだ岡本史朗さんは、母国の大先輩でもある金亨成(キムヒョンソン)を長く支えてきた人で、「ヒョンソンプロも、OKをしてくれたので」。

今年は岡本さんとの新タッグも快く承諾してもらって、さっそくサポートのすばらしさを実感している。日本語の良い勉強にもなり、コンビネーションも抜群に今週は、初日から実は大暴れしている。

この日2日目は6番のパー5で、3打目を直接入れるイーグルを奪ったが、これは今週ですでに2個目。初日は2番で、ピンまで4メートルに2オンに成功。その分、その日の9番では右にOBを打って、トリプルボギーを叩いたかと思ったら、後半は11番から怒濤の5連続バーディで、度肝を抜いたりめまぐるしいプレーで通算6アンダーは、単独2位に居座ったがこれでも、右手指を負傷しているらしい。

先週のミズノオープンは、まさに全英オープンの日本予選にふさわしく、地面がかちかち。「2日目にクラブが刺さったようなショットを打ってしまって、ひどく痛めてしまって・・・」。悲しそうにテーピングの指を見せる、つぶらな瞳は特に女性の心をくすぐるらしく、熱狂的なファンもいる。
どこか控えめな振る舞いも好感を集めるようだ。日本なら石川遼や松山英樹。韓国なら、日本ツアーで1勝の李京勲(イキョンフン)と、同い年。アマチュア時代はナショナルチームに名を連ねたスター選手の候補生だが「日本での優勝は僕にはまだまだ難しいです。コースは難しいし、日本には凄く強い選手が一杯いますので・・・」。
ツアー初優勝のチャンスだというのに、そう謙虚に言い張ってきかないのだが。

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