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〜全英への道〜 ミズノオープン 2015

ホストプロ! 好発進したのは白潟英純、49歳のベテラン

上段左から佐藤、藤井プロ、木村プロに見張られながら(?!)インタビューに答える白潟。
ミズノの契約プロのホールアウト後の囲み取材には、応援団がたくさん。背後に控えた、やはりミズノ所属の後輩で、今週はテレビのラウンドリポーターをつとめる佐藤信人や、大会運営のお手伝いとして駆けつけたホステスプロの藤井かすみさん、木村敏美さんら“外野”からの激励も飛ぶ。
「全英オープンを狙いましょう!」。
日本予選を兼ねた今大会で、有資格者を除いた上位4人に与えられる切符獲りをたきつけられて、ベテランが苦笑い。
「そんな・・・今年はこれが、ツアー初戦の僕なんかが」と、謙遜。「とんでもない話ですよ」と、はなから全否定で「でも、今日は長年の課題だったパッティングで練習の成果を出せた」と、相変わらず真っ黒に日焼けした頬も思わず緩む。

2013年に自身5年ぶり、4度目の本シードを取り返したのもつかの間、「ベテランになればなるほどパターが入らなくなってきて」と、グリーン上の悩みも深さが増していき、とうとう今年はチャレンジトーナメントの出場権さえなくして、主催者推薦を受けて、昨年の日本オープン以来となる久しぶりのレギュラーツアーにも関わらず、地道な日頃の成果を示すチャンスを逃さなかった。

「凄く悩んで、パターを変えたり、打ち方や握り方を変えたり。今まではゼロに近かった練習も、今ではかなり長い時間を割いている」と今週は以前、愛用していた古い2ボールで13番では段の下から18メートルもの長いバーディトライを決めたり、3番のパー3では、10メートルをねじ込むなど、6アンダーは3位タイと上々の滑り出しをした。

「全英オープンはとんでもないけれど。やっぱり四日間はやりたいな、と思いまして。お世話になっているスポンサーですし、頑張りたい」。今年は、シニア入りを来年に控えたベテランが代表して、ホストプロの存在感を示す。

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