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フジサンケイクラシック 2015

韓国勢のワンツーフィニッシュ

最終日によみがえってきた。川村とともに、最後の最後に庚泰 (キョンテ)を脅かしたのは、後輩の李京勲(イキョンフン)。初日は、開催コースの富士桜カントリー倶楽部から贈られるベストスコア賞は、富士桜賞の30万円を頂く64をマークして3打差首位で飛び出したものの、74を打った翌2日目には庚泰 (キョンテ)が64を出して、あっさりと取って変わられた。

そのあとも伸び悩んで、6打差をつけられた最終日も「優勝は考えていませんでした」。5つ歳上の庚泰 (キョンテ)とは普段から、一緒に練習ラウンドをしたり、ご飯を食べたり。
「仲良くさせてもらっています。技術面も、メンタルもとても強くて、何よりも人間性が素晴らしい」と、尊敬してやまない先輩の独走Vを、最後まで疑わなかった京勲(キョンフン)だったが、思いがけずその庚泰 (キョンテ)が伸び悩み、その隙を突いて1打差まで迫った。

上がりの連続バーディで、めったにしないガッツポーズを握った。「もしかしたら・・・とは思ったけれど」。
後ろの最終組の庚泰 (キョンテ)のきわどいパーパットを見て、改めて「今日は先輩が勝つと思っていましたよ」と、微笑んだ。

3年ぶりのツアー通算2勝目は逃したが、今季自己ベストの2位タイは、これから始まる本格シーズンへの励みになる。「この結果を後半の良いきっかけにして、勝利につなげたい」。この調子で懸命に、鬼の先輩の後を追う。

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