Tournament article
HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2015
池田勇太はまさに“鬼”の居ぬ間に?!
初回から昨年まで2年間は、茨城県の美浦ゴルフ倶楽部で行われていたこの「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」は今年、「俺の地元に来てくださって」。千葉県の総武カントリークラブは、池田も大好きなコースに会場を移して、「3回目はまた大会を、一新されて、自分もぜひこのコースでプレーがしたかった」と、ご当地プロの腕も鳴る。
それに選手会長として、またいちプロゴルファーとしての使命感もあった。「賞金レースを面白くしたい」。目下、独走中の金庚泰(キムキョンテ)。約7500万円差をつけられて、「今週、勝てなかったらもう俺にチャンスはない」と、それくらいの覚悟を持ってやってきた。
今週は、賞金ランク3位の小平智とともに、中国で戦いを繰り広げている鬼。庚泰(キョンテ)が「HSBCチャンピオンズ」で日本を留守にする間に、優勝賞金は国内最高の4000万円のこの大会で、少しでも大差を縮めたい気持ちで一杯だ。
専属キャディの福田央さんは、ちょうどこの日4日に40歳の誕生日を迎えて、「ひとつ歳を取ったら、余計にどっと疲れたよ」と、前日火曜日に一足お先の誕生日パーティでも、ぼやいていたものである。
9月からの連戦に、池田以上に疲れを見せている無二の相棒にも、景気付けの1勝をプレゼントしたい。
「今週は、フル回転バリバリで頑張るよ。優勝だけを目指す」。鬼の居ぬ間に、賞金レースを盛り上げたい。