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ミュゼプラチナムオープンゴルフトーナメント 2015

尾崎直道が22位タイで決勝ラウンド進出へ!

来年、還暦のベテランが関西の蒸し暑さの中で、奮闘中だ。今年第1回を迎える大会で、今季5試合目を迎えたジョー尾崎。汗だくだくの通算6アンダーで上がってきてすぐ、中継局サンテレビのインタビューに呼ばれて「えぇっ!? なんでなんで・・・?」。眉をしかめて連れられて、いざテレビの前では満面のジョー・スマイル。

根っからのエンターテナーは、口の滑らかさも相変わらず!
「お疲れ様です」とまず第一声をかけられて、顔から汗を滴らせて「疲れました!」とオウム返しに「今日は前半、7アンダーまで行って、自分でもどこまで行っちゃうんだろう、と。思って後半行ったら、暑くて、疲れが出て、後半は足踏み状態」。
しかし59歳が、初日から3つずつスコアを伸ばして堂々の予選通過だ。

22位タイから出る決勝ラウンドは、初代チャンピオンの可能性もある?!
「ある?!」とまたオウム返しに「僕はないと思うなあ〜」と、おいおい本人が真っ向否定か?!
「でもね、最後まで粘り強くやりたいね。若い子たちを、追い上げるようなプレーがしたい」と、ここからが永久シード選手の本領発揮だ。

とここでテレビインタビューは無事、終了。カメラが止まるとたちまち眉をしかめて「なんで俺が?!」と、また繰り返しながらやっぱり、まんざらでもない。その後ろから、ラウンドから上がってきた河井博大と宮本勝昌の顔を見るなり、「俺、インタビューだよ。ソーリーソーリー!」。
ここジャパンメモリアルゴルフクラブは、ジャック・ニクラウスの設計で「きっちり打って乗せていければ、チャンスにつく。やりがいのあるコースは俺のアイアンがあれば・・・!!!」。
後輩たちに、言い残してひとまず直道劇場は、幕を閉じた。

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