Tournament article

HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF 2015

近藤共弘が最終日を前に2打差の首位に

ツアー通算7勝目の手応えを、しっかりと掴んで上がってきた。3日目の最終ホールは、168ヤードの2打目を9番アイアンで4メートルにつけて、若干のスライスラインも読み切った。

「カップ際を粘るように入ってくれた」と、最終日を前に2位に再び2打差をつけた。
序盤は6番、7番で「フェアウェイからボギーを打った」と、悔やんだ場面も吹き飛んだ。
「やっぱりパットは調子がいいな」と改めて、噛みしめた。
「タッチがあっているので、ラインも読める」と、5メートル以内のチャンスはすべて逃さず、「パットがいいと気持ちがいい。今日の最後もそうだけど、こういうのが入ってくれると、前を向いてプレーが出来る。最後の1個が明日につながる」。

この春には、一度浮気をしたパター。ショットの試行錯誤に合わせて、「色々、試す中で、パターも右を向いて引っ張るクセを、強制しようとピン型のを使っていた時期もある」。ふらふらと、落ち着きがなかった序盤も夏にようやく定着した。

昨季は、11月にツアー6勝目を飾った「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」でも使っていたマレット型のセンターシャフト。元に戻すと「自信を持ってやれていて。特に今週はいいのかな」。ここでのV争いは必然だった。

初日から、目標は「1日5アンダーずつ出して、最終日は20アンダーにする」。4日間の割り振りで考えると、この日は1打足りない計算だが、「ハマればこのまま行ける」という自信もある。「明日も20アンダーを目標に、集中してやりたい」。最終日もバーディラッシュで逃げ切る。