この日、一番の注目を集めたひとつが、聖志と優作の兄弟対決。兄は69。弟は68で回っても、通算スコアは９アンダーで並んだから、勝負はひとまずドローでも、揃ってＶ争いという点では互いに不満の残る３日目となった。

「気持ちはあるんだけど、２人ともなかなか前に進まない」と、聖志。
「前半はバーディを重ねたんですけど、後半はじっとしている時間が長くて」と、頭をかいた優作。

聖志「最後も行ったろうと思ったんですけど、全然距離が合わなかった･･･」。
優作「ね〜･･･。どっちかリードするんじゃないかと思ったんですけどね･･･」。
聖志「弟には負けたくない？　･･･いや、弟にというか、やるからには誰にも負けたくないと思ってやってます」。
優作「しかし上は凄いな〜。手がつけられなくなっちゃった。何とかします。いや、何ともなんないけど。上とはちょっと差がありすぎて･･･。でもね、こればっかりは分からない。やってみないと。何があるか分からないですからね」。
聖志「せっかく、やっと２人して“開幕”してね、こうして２人で回れて」。
優作「上位で、ですからね。下のほうで一緒に回ることはあっても、２人で上で回る機会はなかなかない。明日も盛り上げていきたいですよね」。
聖志「頑張りたい」。
優作「･･･アニキには負けたくない！！」。