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太平洋クラブチャレンジトーナメント 2015

地元茨城県でチャレンジトーナメント初優勝を挙げた平井宏昌

優勝カップを手にした平井
チャレンジトーナメント第16戦『太平洋クラブチャレンジトーナメント』。
今年で2回目の開催となる本年、地元茨城県出身の平井宏昌がチャレンジトーナメント初優勝を挙げた。

この日のゴルフを振り返り「今日のゴルフは80点ぐらいです」と話す平井。
100点のゴルフが出来なくても、今の平井には頼もしいパートナーが今日も1日ラウンドを見守っていた。それは「太平洋クラブ美野里コース」のハウスキャディ小柴玲子さんの存在だ。初日を終えハウスキャディとの相性について語った平井を知ってか知らぬか、2日連続で小柴さんが平井の組を担当することに。

「去年もこの大会でご一緒させていただきまして、どうしても平井くん寄りの応援になってしまう」と本音を漏らしてくれた小柴さん。
「グリーン上でラインに迷った時にもはっきりと後押しをしてくれるので、自信持って打つことができる」とすでに2人の息はぴったりのようだ。

最終18番ホール、グリーンへ上がる平井は、リーダーズボードをしっかりと見つめていた。「自分の現状を確認してプレーしたかった。今の状況を確認してからアプローチをしたかったんです。今週はアプローチの調子も良かったので、寄りそうなラインだったので」と見事に3打目のアプローチをカップに寄せた。

ウィニングパットについて「意外と大丈夫でした。カップ右内側にしっかり打てれば。余計なことは考えなかったです」と最終ホールを無事にパーで凌いで初優勝を決めた。

前半は近藤の勢いに圧倒されながらも「自分が焦って獲れる状況ではなかったので、チャンスが来るまで待とうと徹底していました」と自身のプレースタイルでもある“耐え凌ぐゴルフ”が展開された最終日だった。

後半は出だしの10番ホールで近藤がボギーを叩いてしまい、11番で平井がバーディーを奪い首位を走っていた近藤を捉えるも「そこから離してやろうとかはなかった」と話した。
そして迎えた17番ホールのパー5。ドライバーで打った球はしっかりフェアウェイを捉え、2打目をユーティリティーでグリーン奥のカラーまで運ぶ。パターで打った3打目はうまく寄せきれず、バーディーパットが2m残ってしまうもきっちり沈めることができた。
7アンダーに5人が並ぶ大混戦から抜け出す見事なバーディーを決めた瞬間だった。

「18番はいくしかないので、気持ちよく打ってフェアウェイを捉えました」と最終ホールは無事パーを拾いチャレンジトーナメント初優勝を手にした。

この優勝で賞金ランキング11位となった平井。
来週のチャレンジトーナメント最終戦でレギュラーツアーのシード権獲得を目指す。
  • ウィニングパットを沈めガッツポーズをする
  • ハウスキャディ小柴さんと一緒に

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