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ANAオープン 2016
池田勇太も上々の滑り出し
この日最初にスコアを動かしたのは、12番のパー5。フェアウェイから244ヤードの2打目をクリークで、奥7メートルに乗せると、このスライスフックを読み切った。
「ひとつ入ってくれたので。今日の流れに乗れたのかな」。
後半は上がりの3連続バーディで、一気にトップ10に食い込んできた。
リオ五輪から帰ったあと2週間ほどで、時差ボケから解放されても「アンパンマンみたいに、顔がパンパン」。
海外遠征が続いて疲れがたまると、リンパの流れが滞り「首から上に、凝りがたまってしまって夜も痛くて寝れなかった」。
3期勤めた会長職の最中にも記憶があるが、それと同様の症状に悩まされてなかなかすっきりしなかった。
先週は1週間の空き週に、徹底的に体のケアにつとめて、小顔になってやっとひと心地ついた気がした。
「今日はパットもショットも調子が良かったですし、自信を持って打てている」。初の賞金王を狙うこれから秋の陣。やっと態勢が整ってきた。
大好きな輪厚で狙うものはひとつしかない。
2010年以来の大会2勝目。「ぜひそうしたいと思います」。
ホスト試合を盛り上げるのも、石川一人に任せておかない。