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日本オープンゴルフ選手権 2016

H・W・リューは、いつもご馳走する後輩とのV争い

ボギーなしの4アンダーを出した初日から一転。「今日は80を打つんじゃないかと恐怖を感じた」。

昨日はあれだけフェアウェイに行ったショット。「ミスしてラフに行くことが多かった」と、前半の15番ではわざわざユーティリティで刻んだティショットすら左にラフに入れて、6番アイアンの2打目はまたすぐ20ヤード先のラフにつかまり、3打目でやっとフェアウェイに戻して、4オン2パットのダブルボギーを打つなど、「今日は、1日苦しんだ」。

それでも、首位を死守した。後半は5番のパー4で、140ヤード先から7番アイアンで直接入れるイーグルを奪ってどうにか2つ、取り返した。

今大会では2人で決勝ラウンドを回る、2サムプレーが恒例だが3日目の直截対決の相手は、韓国の後輩というのは少し、気が楽である。
同スコアで並ぶ李京勲(イキョンフン)は10歳も年下ながら、先月の韓国オープンで連覇を達成したばかりだし、日本ツアーは1勝のリューに対して、すでに2勝の若き実力者だ。
「僕よりも、稼いでいるけど一緒にご飯に行ったら、僕がいつもおごってあげる」。
日本一を決める舞台でこそ、先輩の威厳を示せるか。

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