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三井住友VISA太平洋マスターズ 2016

世界の松山に、御殿場の観光親善大使が挑む?!

コースから車でわずか15分。この日10日は“ご近所さん”の師匠が、57歳を迎えた日に好発進をした。

芹澤信雄とともに、地元御殿場市の観光親善大使をつとめる宮本勝昌。1打差の単独2位に、「いやいや、松山さんを差し置いて、一面にしなくてもいいんですよ!」とは真の遠慮か、報道陣への牽制か。

ボギーなしの66には「100点満点のゴルフができた。ミスしても、うまくカバーをしてパットも決まった」。
44歳の今も目立つことが大好きで、地元でこそ脚光を浴びたい。そのためには、やっぱりこの選手と週末をともにしたい。
「松山と回りたいです。トップランカーと回りたいです」。
2人の息子と、愛妻と。家族が応援に駆けつける今週こそ、「いいパパを見せられるように、頑張りたい」。

目下、一番の心配事は大会3勝を誇るシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に今年もエントリーができるかどうか。

現在、賞金ランク16位は、ほぼ楽勝でも本人には不安だ。というのも、同大会は2013年から出場資格が変わって、賞金ランクの何位までではなくて「出場枠30人」と、定められたことから「下のほうの選手は人数調整で、本当に土壇場まで出られるかどうかがわからない」。

その点では主催者にちょっぴりむくれ顔で、なら「今週、勝っちゃえばいいんですよ」と必ず資格が発生するツアー優勝者枠での出場を狙うのが早いと、周囲にたきつけられてなぜか、どや顔で断言した。
「俺が松山に、勝てるわけないじゃん!!」と、なぜか“自信たっぷり”に公言した宮本だが・・・。

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