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フジサンケイクラシック 2016
今週こそ遼に負けない?! ブラッド・ケネディが単独首位浮上
賞賛の嵐に、フっと微笑み「パットだけではなく、今日はショットも良かったですよ」。
スタートの1番から2メートルのバーディを皮切りに、4番ではエッジから、これまたパターで4.5メートルを沈めた。
こちらも同組のヘンドリーのパットが幾度となく、参考になった。
11番や17番では、ヘンドリーより内側につけたケネディが、ほぼ同じラインを後から打って、「17番では下って、最後に左に切れる難しいのも決められた」と、最後の18番も1メートル弱のパーパットをしっかりとしのいできた。
ここ富士桜は、総距離7524ヤード。5番は、535ヤードのパー4なんてホールもあるが、いくらモンスターコースでも「自分の能力以上のことはしないと決めている」。
淡々とフェアウェイを捕らえて、「グリーンは、絶対にのぼりのラインを残す。今日はそれが出来た」と、先週に引き続いて優勝争い
に加わった。
「RIZAP KBCオーガスタ」では、悔しい思いをした。首位タイから出た初日から、その背中をずっと追走しながら、石川遼に5打差の圧勝を許した。
さっそく、翌週にリベンジのチャンスを迎えた。
「今週もまた、調子がよさそうなので、一緒に戦うのが楽しみ。ギャラリーのみなさんは、みんな遼くんを見にいらっしゃると思いますが、たまには僕にも拍手を贈っていただければ」。ニヤリと笑った。