HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF 2016

「今日のところはマッチイーブン」優作と額賀が一騎打ち(大会3日目、第3ラウンド)

午後からの豪雨で競技が止まった影響で、日没サスペンデッドになった第3ラウンドは、2ホールを残して「今日のところはマッチイーブン」(優作)。3日目は最終組のひとつ前で、激闘が繰り広げられた。今週も、火曜日に一緒に回った。普段から、練習ラウンドを共にする2人。優作と額賀がバーディ合戦。「途中から、入れなくてはいけないような雰囲気になっていった」とは優作だ。

2つ年下は、ツアーきっての飛ばし屋。この日も、2アイアンを多用して、ピン筋のショットで8番から5連続バーディを記録した額賀。「でも、免疫は出来ているから大丈夫」と優作も、この日はまるでいつもの練習ラウンドさながらに、飛距離の差を埋めてあまりあるゴルフで、互いに一歩も譲らなかった。

兄弟対決よりも、むしろ気楽に回れる。「聖志(きよし)とのほうがやりにくい」と兄よりも、弟分とのほうがノリノリだった。
「今日は優作さんに、ついて行った感じ」と額賀も兄貴分のゴルフに応えた。
「いつもは守ってしまう所でも、守らずにどんどんバーディを獲って行こう」と、額賀も一歩も退かなかった。「楽しかった」と翌9日・日曜日の7時30分から17番で、再び相まみえるのも楽しみだ。

優作は、複雑な心境もちらりと「良いプレーはしていいけど、俺よりもいいプレーはするなよというせめぎ合い・・・」と苦笑いで、それはもちろん冗談だが「お互いにビッグチャンス」と、頷いた。

最終日最終組で再び激闘なら、相手に不足はない。
「額賀はここ出身だし、盛り上がる」と、地元茨城県の額賀を相手に優作には、最終日はアウェイの戦い?!
第3ラウンドの残りと、最終ラウンドをこなす明日はまさに長い1日となりそうだ。