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パナソニックオープン 2016

今平周吾が4位に

もともと淡々とプレーする選手は14番でこの日5つめのバーディで優勝争いに加わっても、熱くなるわけもなく、途中のボードで池田の一人旅を確認すればなおさら、「優勝は無理かな」と、自身の今季2戦目で無難に単独4位につけてまずは「ほっとしました」。

やはり、アジアと日本ツアーの共同主管で行われたシーズン初戦の「SMBCシンガポールオープン」の収穫は、現地で今季アジアのメンバー登録を済ませたことくらい。

いざ初日はスタートホールの脇で力なく座り込んだ。練習日から感じていた腰の違和感に、いよいよ堪えきれなくなり戦わずして帰国した。翌週の「レオパレス21ミャンマーオープン」も、やむなくキャンセルして帰ってからも、オフの調整やトレーニングよりまず、腰の治療に専念して、改めて迎えた国内開幕戦も不安でいっぱいだった。

一昨年のチャレンジトーナメントの“賞金王”は翌年、さっそく初シード入りを果たして、次の初Vが待たれる選手の一人だ。
しかし今年は序盤のそんなアクシデントに本人も、目標を下方修正せざるをえず、「1年を通して怪我をしないこと」。
今週もまだこわごわと、「8割」程度のショットしか打てず、そんな状況でも最終日に出した66には安堵のほうが先だった。

「今日はティショットが良くて。ノーボギーで回れた。完璧ですね」。この1月には、オフの稼ぎ場を求めてアジアンツアーのQスクールにも挑戦している。「ここで頑張れば、向こうのシード権も狙えると思いながらやっていた。アジアから、ヨーロッパ(ツアー)とか、つながっているんで、興味ある」。言葉は控えめでも、腰が痛くても、23歳もちゃんと世界を見据えて戦っている。

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