アテストを終了して話を聞きに行くと、笑顔で右手の親指を立て “今日のゴルフは100点満点です”と開口一番、語った浅地洋佑。
“いつもなら守っていこうと思う場面でも、しっかりとピンまでの距離を狙っていきましたし、そういう姿勢がこのスコアに結びついてくれたんだと思います”
　攻めた結果、3〜4メートルについたチャンスをことごとく決めていく。
その結果、積み重ねたバーディは9つ。ノーボギーの31・31の62ストロークをマーク。前日に丸山大輔が出したコースレコードに並ぶビッグスコアを叩きだし、通算17アンダーの単独2位で3日間の戦いを終えた。
　
　“こんな快心なゴルフは本当に久しぶりですし、来週は『ANAオープン』にも出場します。『アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ』にはマンデーから挑戦しますし、そのあとに続く『トップ杯東海クラシック』と『HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF』にも本戦から出場できると思うので、この勢いをもってレギュラーツアーで戦ってきたいと思っています”
　浅地の視線の先にあるのは、あくまでもレギュラーツアーでのシード権獲得。現在、80位のランクをどれだけジャンプアップさせ、その目標をつかみ取っていくのか…。
　これからが、浅地にとっての本当の戦いである。

• 浅地 洋佑
• 丸山 大輔