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日本オープンゴルフ選手権競技 2017

教え、教えられて急浮上! 浅地洋佑が難セッティングでボギーなしの64

夕闇迫る18番。投光器が灯される中で、最終組の選手が自身初のトップタイで、上がってきた。「最後の2ホールは、ほとんど見えなかった」と手探りの中でも最後も花道から絶妙の寄せ。

OKパーで、ついにボギーなしで回った。デビュー年の12年以来、5年ぶりのシード復活を期しながら、今季はまだ、賞金ランク74位であえぐ浅地が突如、覚醒した。

特に後半の15番のパー5は「ティショットもセカンドも完璧。今日イチがいっぺんに2回出た」と好打をつなげて245ヤードから、クリークで50センチにつけるイーグルも飛び出した。

「今日はフェアウェイから打てたので、チャンスにつく回数が多かった」と6アンダーで、小平に並んで「上出来すぎて、自分が一番びっくりしている」。

殊勝に目を剥きながらも3週前に、ショットのタイミングできっかけを掴んでから気配はあった。
先月のフジサンケイクラシックでは決勝2日間とも片山晋呉と回ったあと、パッティングにヒントをもらって「そこから良くなった」と、人から教えを乞うばかりではなかった。

この日、午前の組で3アンダーで上がってきた杉山知靖は、同級生の親友だ。
「浅地と練習ラウンドで回って、アドレスで右を向きすぎると言われて良くなった」と大いに感謝もされた大会初日。

先週までは、予選通過と予選落ちが半々の今シーズン。「これで予選落ちは大丈夫。落とさないように頑張ります」。
苦しんだ分、あとはめいっぱい上昇気流に乗るだけだ。

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