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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2017

石川遼は2週連続の予選落ち

シード落ちを喫した米ツアーからの再起をかけた闘いは、6年ぶりの袖ヶ浦でも2日間で終わった。石川は2週連続の予選落ちを喫したが、この日は「昨日終わった後の練習で、だいぶ掴んできた感触があったので」と、前日よりもドライバーを持つ回数は増えた。

11番では右に「どプッシュが出た」と、ひどく曲げて「9番のティーグラウンドまで行きましたね。あれは、やりたくなかった」と、悔しがる場面もあったが後半は「15番以外は全部、使った。何年ぶりかでドライバーで、フェアウェイに行ったりしていた」とたとえ苦笑交じりではあっても、豪雨のラウンドの中で、少しの光も見られた。

「結果は出ていないですけど、いい方向には行っている」と、言えるまでにはなってきた。

クーチャーと、宮里と回った2日間。この日は、悪天候にもかかわらず、4459人のギャラリーを集めて「これだけたくさんの方が、見に来てくださっているのに、残念な気持ちにさせてしまっていることと、いま自分が取り組んでいることとのギャップはあるけど今は、しょうがない」と、頭を下げた。

米ツアーから持ち帰った不振はまだまだ深刻だ。
「アメリカで、積み重ねてきた悪いものを、ここで出さないといけない。時間はかかると思う。時間は読めないがまずは、“もう少し待ってください”と言える状態にはしたい」。
このあと予定している国内連戦でも試行錯誤は続く。

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