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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2017
初出場でも、懐かしの袖ヶ浦。星野陸也が首位タイに
「フェアウェイをキープして、グリーンに乗っけてチャンスについたらそれを沈めて。今日は完璧なゴルフでした」。
自画自賛の66は8番で2メートルと、17番では4メートルのパーパットも拾った。
ボギーなしでまとめて「マネジメントが上手くいった」と、うなずいた。
大会は、プロ2年目の初出場だが、ここ袖ヶ浦は「思い出のコース」である。水城高校(茨城)の2年時に、ここで関東ジュニアを制した。会場に来る前に、自宅に当時のコースメモを見つけて「懐かしかった」。
今でこそ専門のスタッフが製法も完璧に、作ってくれたものを会場で購入してあとは距離やグリーンの起伏を書き込めばいいだけとすっかり恵まれた環境も「あのときは、初めての試合で。いちから自分でホールもグリーンも書いて。手作りだった」と原点のコースで好スタートを切った。
この日は最後の9番パー5で2打目を軽々とクリークで乗っけてバーディを獲うなど、「あのころより20ヤードは飛んでいる」。しみじみと手応えを噛みしめながら首位発進を果たした。
プロ2年目の今季は海外初戦でさっそく結果を残し、春は早々にチャレンジ初戦を制して初のシード入りもすでに手中に収めて、あと狙うものは「優勝しかない」。21歳も、54ホールの短期決戦に堂々と割って入った。