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マイナビABCチャンピオンシップ 2017

台風一過のコースで2週連続Vがかかる時松隆光は・・・

先週のブリヂストンオープンは、最終日が中止となったが台風21号の爪痕は、今週の会場にも残っていた。26日からマイナビABCチャンピオンシップが行われる兵庫県加東市のABCゴルフ俱楽部では幹から倒れたり、枝落ちをした木が300本を越えて、開幕を前日に控えたこの日も、プロアマ戦の合間をぬって、コース関係者のみなさんが超急ピッチの復旧作業に追われていた。

選手のプレーへの影響はもちろん、ロープの外を歩くギャラリーのみなさんの安全確保のためにも、根こそぎ倒れた巨木の伐採。コースに散らばったおびただしい数の枝木や葉っぱの撤去など、通常であれば、完全復旧に数ヶ月を要するところを火、水曜とわずか2日あまりで完成させようというのだから、そのご苦労は相当なものである。

JGTOトーナメントディレクターの小山俊一によると、やむをえず回収が間に合わなかった箇所はロープで囲ったり、緊急で特別ルールを制定する可能性もあるというが、台風一過の爪痕が癒えぬ間に、今週末にはまた次の台風22号の影響が懸念されており、なんとも悩ましい。

2週連続Vがかかる時松も、さっそく頭を巡らせた。
先週は、まず初日が中止となった時点で短期決戦に備えてスタートダッシュを心がけたものだが、今週もまた「遅れを取らずに行きたい」。

一方でABC名物の高速グリーンは、台風であれだけの被害を受けたにもかかわらず、例年どおりといい「今日も何回かあったが入れたいときは、どうしてもがっついてしまう。狙って、1.5メートルくらい行っちゃうと、返しが嫌な雰囲気になってしまうのが、毎日何回かあるので、寄せつつ、入れるくらいの感覚で。注意したい」。
2週連続Vの快挙も攻めつつ、守る。

  • 無残に倒れた松の木・・・台風の深い爪痕
  • 急ピッチで復旧作業が行われている

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