Tournament article
ダンロップフェニックストーナメント 2017
石川遼が今季初の60台
前日の夕方から腰に違和感を覚えてこの日は振り抜きが悪かったのと、「少し、前掲姿勢に崩れることが多かった」と、納得の内容にはまだまだ遠いとしながらも「このコースで3アンダーは久しぶり。スコアにつながるような1打の粘り、チップイン(3番、4番)もあったし、1パットパーも多かった。今週は試合を戦っているって感じがした」と予選通過でさえ度外視で、改善に取り組んでいた先週までより表情にも明るさが出てきた。
裏街道の最終日は前半の18番で、2打目が松の木にひっかかって、パー5のチャンスホールで“アンプレ”のボギーを打ったが「前にこのコースで自分でうっかりボールを蹴ってしまったことがあった。そのバチが当たった」と、冗談で笑える余裕も出てきた。
最終日に今季初の60台を出して次週のホストVの可能性も、先週までのように強くは否定しなかった。
「スイングが良くなっただけで、満足していてはダメで、目標は優勝。世界のトップでやること」と、自身は18番でその大歓声を聞いたという松山のホールインワンの吉報にもまぶしそうに目を細めて「試合でいかに楽しくやれるか。一番楽しいのは優勝争いをしているとき。あのレベルでやれるようにしていきたい」と、次週はホスト試合のカシオワールドオープンを前に、いつもの前向きさが出てきた。