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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2017
ファッションリーダー! 小鯛竜也が初舞台で
「最後の30人に、自分も残って白いダウンを着て、自分も並んでいることに違和感を感じましたけど、気持ちは盛り上がった」。
新ファッションリーダーは、慣れない空気にモジモジしても、選手お揃いのベンチコートに合わせて選んだ、上下真っ白のウェアはばっちりキマった。
初めて経験するツアー屈指の高速グリーンにも、さほど拒絶反応もおこさず、そつなく1アンダーで迎えた最後の18番こそ、震えた。
今まではテレビや、ユーチューブでしか見たことのなかった屈指のパー3。
「ティ−グラウンドよりも、グリーンが打ち上げていた。ずっと、打ち下ろしていると思っていた」と、実際の景色は想像していたのと全然違って「来てみないと分からないもの」と、まさに百聞は一見にしかずの大会初日。
「グリーンも砲台ですし、18番の傾斜や付けちゃいけないとこなど相談しながら回った」と、加藤キャディと入念な打ち合わせを済ませて、いざ3番アイアンを握った18番のティショットは「そこまでいい感じで来ていたのに、ティーグラウンドに立つと、雰囲気が出てきて緊張した」と打った瞬間、思わず「あっ!」と口を開けた。
グリーンの右のサブグリーンのエッジに落ちて、50ヤードくらいのアプローチが残った。
最後のピンチも1メートルに寄せて、さっそく初日から命拾いをした。
今週の初舞台は地元での初Vシーンにも立ち会ってくれた妻のゆいさんを、久しぶりに会場に連れてきた。
「上もスコアが伸びてないので、明日からもしっかり頑張れば、チャンスある」。
家族みんなで、初体験を味わい尽くす。