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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2017
谷原秀人が国内初戦
その足で、翌月曜日に帰国。久しぶりに絢香夫人の手料理に舌鼓を打った。「疲れが取れるから、と生姜焼きを作ってくれた」と、団らんを味わう間もなく、悠人くんに「もう行くの?」と文句を言われながら、家を出てきた。
月曜日の夜は、10時に就寝したのに深夜12時にはもう目が覚めて、それからちっとも眠れなかった。
「今年はずっとぼけているから慣れてきた」と、言いながらも「23時間起きっぱなし」はさすがに堪える。家族との時間がなかなか作れないのも寂しいが、2005年にも米ツアーに挑戦したり、昔からこういうプロ生活が理想だった。
「いろんなコースや、いろんな選手と回れるのが楽しい」と、満喫している。
このまま欧州ツアーのシード権も夢ではないが、「特にどこ、というのはなく、でれる試合に出ている。どの試合でも一生懸命やってます」。
39歳の旅人は、どこに行っても相変わらず逞しくしぶとく、ひょうひょうとしている。
本当に、久しぶりに帰ってきた日本は、以前から狙っているタイトル。ツアープレーヤーNO1決定戦。
昨年の最終日は15番のイーグルで、一度はウェッジウッド社製のトロフィーに、手をかけたかに思われたが、そこから連続ボギーで塚田陽亮に奪われた。
しかし今も悔しいというよりも、「このコースはいつ来ても難しくて、どうやって3位になったかもわからない」と今年も練習日から首をひねりながら、宍戸と向き合う。