Tournament article

フジサンケイクラシック 2017

まだ19歳の任成宰(イムソンジェ)を支えるのは

頑張れ、水梨さん!!
初日に首位タイにつけながら、2日目に74を打ってイーブンパーの11位タイまで落ちたがそこからまたしぶとくV戦線に再浮上してきた19歳を支えるのは、日本のお母さん。

今週、任(イム)のバッグを担ぐ水梨順子さんは、よく任(イム)の彼女に間違われるがこう見えて、36歳は4人の子持ちだ。

普段は茨城県のイーグルポイントゴルフクラブで、ハウスキャディを勤めながら、「小学生の子を育てています」と忙しいかたわらで、時々こうしてプロキャディをするようになったのは、2014年のダイヤモンドカップで、たまたま当時アマチュアの任(イム)と出会ってからだ。

「今度また日本に来たときは、お願いします」と頼まれた。そのときは、半信半疑で別れたが、昨年11月に突然、また連絡が来てマンデー通過を果たしたマイナビABCチャンピオンシップで担いで欲しいという。

きゅうきょ、駆けつけた大会で4位に入るとその資格で出場権を得た翌週の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」では11位タイ。
ルーキーイヤーして、才能溢れる当時18歳の初シード入りを支えた人こそ、この水梨さんというわけだ。

そして、今度は2人でこうして初優勝のチャンスを伺っている。
「私の子どもたちも、超興奮してる。私も鳥肌立ってます。イムちゃんが、バーディ獲るたび感動して吐きそうです」。
3日目にしてこうなのだから。最終日に夢実現・・・なんてことになったら、どうなってしまうやら。
「主婦も頑張っているってところを見せたい」と張り切る水梨さん。
国境を超えた、二人三脚の行方にも注目だ。

    関連記事