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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2017
韓国のメガネ男子!! 黄重坤(ハンジュンゴン)が単独首位に
序盤こそ躓いた。初日はボギー。2日目はダブルボギー。そしてこの日はまたボギーを打った。「相性が悪い」と顔をしかめたのはジュンゴンだけではない。
2番。517ヤードの長いパー4は、この3日間を通じても、難易度1位の難関ホール。
難しいとは分かっていても、やっぱり最初のボギーは気分が悪い。
「でも、すぐに4番で取り返すことが出来て良かった」。手前から5メートルのバーディチャンスを沈めて、勢いづいた。
9番から3連続バーディを奪うなど、65で回って頭ひとつ抜け出した。
タッグを組んで2年目の串田雅実キャディは「すっごく楽しい人」。日本語があまり上手くないジュンゴンと、韓国語はまったくダメな串田さんと、身振り手振りで意思疎通も完璧!
ラウンド中は、昨日食べたご飯の話なんかで盛り上がり、難コースでもそれほど深刻にならずに済む。
2015年のカシオワールド以来となるツアー通算4勝目のチャンスは、アジアと日本の共同主管で勝てば、いずれのシード権も手に入るが、そうなるとまた、来季以降の進路に悩む。
来年は、いよいよ兵役の任務に赴くつもりだそうで、「アジアンツアーのシード権が獲れるなら、また考えなくてはいけません」。
兵役を理由に離脱した場合に日本ツアーでは、復帰後にシード権の延長を考慮した例もあるが、アジアンツアーは丸々、棒に振ることになる。そうなれば、嬉しい悲鳴もとりあえず、今は考えずに「目の前のゴルフに集中します」。
まん丸メガネの童顔を引き締めた。