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SMBCシンガポールオープン 2017
3日目もサスペンデッドに
大会4勝目を狙うアダム・スコットと共に、優勝争いを繰り広げる2人の日本勢は、翌22日に持ち越す直前のホールで揃ってボギーと、嫌な流れでいったん引き上げてきたが、モチベーションは高く保ったままである。
小平智は13番で、「暗くて見えなかった」と、1メートルもないパーセーブを逃して3パットのボギーで上がってきたが「入れに行った結果。ガンガン、攻めていけてる」。
この日最初の中断前後の3ホールで3連続バーディは、7番で4メートルを沈めると、8番では手前から15ヤードをSWでチップイン。
中断を挟んだ9番では、170ヤードの2打目を7番アイアンで、スライスをかけてピンそばのバーディと、持ち味のアイアンショットがキレキレ。
アダム・スコットや、ガルシアが集う舞台でも臆せず「いろんな選手と回れて楽しみな部分と、自分のほうが上手いと思えるところもある。この成績で回れているのは自信になる」と、ノっている。
22日の最終日は、7時30分からの第3ラウンドの残りと最終ラウンドを含めても、「5個以上はバーディを獲らないと勝てない。やるからには勝ちたい。一番上を目指してやる」。
そして4月のマスターズの出場権を狙う谷原秀人も、中断間際の15番で、ティショットを曲げてボギーにして引き上げてきたが小平と揃って、暫定首位を走るアダム・スコットとは1打差。
ガルシアも出ている今大会は、加算ポイントも高く、優勝を飾れば世界50位も夢ではないが、「そこを考えても優勝出来ない。行動に移すだけ」と目標は相変わらず、清々しいまでに単純明快だ。
なお続く最終ラウンドは、第3ラウンドの組み合わせのままで、7時40分からスタートする予定です。