Tournament article

SMBCシンガポールオープン 2017

大本命がやっぱり来た

週末を前に、本命が来た。アダム・スコットが2日目に67を出して、通算7アンダーにのし上がった。

「初出場はもう10年以上も前」。2005年に初優勝を飾ると、翌年に史上初の連覇を達成。
さらに2010年大会を制して、「このコースではすべてが上手くいく気がする」と6年ぶりの出場で、今度は大会4勝目を射程に入れた。

「構え方が良くなったことで、良いストロークが出来ている」とパッティングが好調で「今のようなパットが1年を通して出来ればいいんだけれど。そんなフィーリングがあるときは、積極的にアドバンテージにしていかないと」とますます自信満々に、思い出深いセントーサを歩く。

マーライオンに、カジノ。各種テーマパークに、マリーナベイサンズ。開発がますます進むシンガポールには、観光名所が盛りだくさんだが、今晩もオフィシャルホテルのシャングリラから、出るつもりはない。
今は母国のオーストラリアも夏真っ盛りだが、ここほど湿度はなく、雨が降り出すとなおさらジメジメと汗でシャツも張り付くシンガポールの気候は36歳の世界ランカーにも堪える。
「暑くて昨日もあまり寝られなかったから。週末にむけて、体を休めておかないと。あと36ホール、距離も長いコースなので、スタミナをつけておかないとと思っています」。
さわやかに言った。

関連記事