頂点に向けて、淡々とやぐらをのぼっていく。この日の4回戦は、「あこがれの選手」。練習ラウンドもよく一緒に回ってもらう。45歳の宮本勝昌。
ツアー11勝のベテラン相手に終始、優勢モードも「最後まで気を抜かずにやった」と冷静に、4&3でベスト8に潜り込んだ。
このまま頂上まで登り切れば優勝賞金5000万円。
「ここで勝てば、デカいなという感じ」。
目下、1位のチャン・キムを抜いて、賞金ランク1位に躍り出る可能性も「雰囲気的に知っている」と、表現はやんわりでも20代として、ただ一人8強入りを果たした24歳の闘志はおそらく相当なものだ。