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Novil Cup 2017
浅地洋佑、通算6アンダーで首位に並ぶ
この日は朝のうちこそ気温が上がらず、寒かったが、昼前から晴れ上がり、絶好の好コンディションとなった。首位には浅地洋佑、上井邦裕、K・T・ゴンの3人が通算6アンダーで並んだ。36ホール終了時点で通算3オーバー51位タイまでの67人が予選を通過し、明日の決勝ラウンドに進んだ。
浅地洋佑は10番ホールからスタートし、前半は1バーディ、1ボギーの36で回り、アウトコースにターンすると、1番手前1.5メートル、2番のパー3はティショットを9番アイアンで打つと2.5メートルにつけバーディ、5番は手前左のカラーから4メートルをパターで沈め、7番はグリーン右へ外すもアプローチを1メートルに寄せて、バーディとし、ここまでで通算5アンダーとした。そして、最終ホールとなる9番。第2打をピンの奥10メートル以上につけてしまった。「とんでもなく曲がる」下りの大きなスライスラインを「寄せるつもりで打った」パットが見事にカップイン、通算6アンダーでホールアウトした。後半のスコアは31、パット数は9パットだった。
「最高です。このコースは得意ではなくて」これまで過去に4回出場して、2012年70位2014年15位タイ、2015年予選落ち、2016年34位タイと「いいイメージはなかった」と苦手意識を持っていた。それが「しっかりとパットが入ってくれて」コースを攻略、「今の順位に」上がることができた。
浅地は2011年にプロ転向後、2012年に賞金シードを獲得したが、翌年シードを失った。2015年にはチャレンジ賞金ランキングで6位に入り、再び2016年はレギュラーツアーへの出場を果たしているが、シード権を獲得するには及ばなかった。
しかし、昨年末のファイナルクォリファイングトーナメントで5位に入り、今年のツアー前半戦までの出場優先権を獲得した。今年こそは「ツアーでシード権を獲って、優勝争いをして優勝してみたい」と目を輝かせる。そのためにも「チャレンジでしっかり結果を出して、自信をつけたい」ところだ。
それには絶好のチャンスだ。勝利のカギはパッティングになりそうだ。「このパッティングの調子が明日も続く」ことを願う。チャレンジトーナメントにはこれまでに2勝(2012年ISPSチャリティチャレンジ、2015年ミュゼプラチナムチャレンジ)を挙げている。2年ぶり3勝目を狙う。