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HEIWA・PGM Challenge I 〜Road to CHAMPIONSHIP 2017
ツアーデビュー戦は29位 伊藤有志
今年の3月に東北福祉大学を卒業したばかりのルーキーだ。チャレンジでの2戦は「場慣れしていなかった。こういったらいいわけかもしれませんけど、自分の力を100パーセント出せていなかった」と振り返る。しかし、先週の日本プロで「自分のゴルフができるようになってきた」と自信がついてきたようだ。
大学時代は、オフはオーストラリアに合宿に行き、寮の近くにゴルフ練習場があり、アプローチやバンカーショットの練習ができる、素晴らしい練習環境が揃っていた。大学卒業後は、実家に三重に戻り、「芝から打てる練習ができるように、ゴルフ場へお願いに行き」練習やトレーニングを続けているが、大学時代のような練習環境はそろっていない。改めて恵まれた環境にあったことを痛感した。「ショートゲームの練習がアマチュア時代より足りていないと感じ、時間をかけるようにしている」と一球一球の練習にも気持ちを入れて、練習量は変わらずとも質が上がっている。
東北福祉大出身のプロゴルファーは大勢いるが、その中でも3年先輩だった梅山知宏と行動を共にすることが多い。練習ラウンドも一緒に回り、先週の沖縄での日本プロでも一緒に食事をするなど普段から気にかけてもらい、面倒を見てもらっている。
これまでチャレンジでは予選落ち、60位と「だめなので」と苦笑いをするが、ツアーで経験したことも身になって、今週は今までとは違ったゴルフを見せてくれそうだ。できれば先輩の梅山と一緒に上位でプレーしたいところだ。22歳の若武者に期待したい。