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日本オープンゴルフ選手権競技 2018
初の最終日最終組! 竹安俊也は誕生日ウィークに狙え、夢の初V
さらに8番では119ヤードの2打目をピッチングで直接入れるイーグルなど、派手なゴルフでごぼう抜きだ。
3つ下の大学の後輩の言うことも、聞くものだ。
昨季、プロ転向したばかりの比嘉一貴は今年、日本ツアーの資格がなく、アジアンツアーを転戦する。
竹安も2年前まで、主戦場にしており後輩のたまの帰国は、旅のよもやまバナシで盛り上がる。
「どの国が、一番ひどかったかとか」。
ちなみに、竹安のダントツは「バングラデシュ。ホテルの玄関に、警備員がライフルを持って立っていた」。平和な日本に感謝した。
「大会が終わって数週間後に、泊まったホテルで乱射事件が起きたというフィリピンも怖かった」と、少し話題がそれたが、気の合う後輩から今週、水曜日に教えてもらったのは「低い球の打ち方。左足体重で構えて打つ。プレッシャーがかかった時に、右にプッシュしていたのがなくなった」。
3日目の猛チャージにつなげた。
この日、初めて足を通したおニューのパンツがパツンパツン。
「“食トレ”してます」とものは言いようだが、あればあるだけ食べ盛りは適度な肥満に、体も一回り大きくなって「結果的に良くなっている」と、パワーもアップ。
ゴルファー日本一を決める舞台で迎える自身初の最終日最終組は「明日、緊張は絶対する」と、そんな“自信”も昨年は、「それ以上のプレッシャー」も経験済みだ。
初シード入りを狙っていた昨年は、秋以降の試合に出続けるための入れ替え戦「フォールシャッフル」で、右往左往していたのがちょうど今頃。対象試合の終了後に、わずか13万円足りずに権利のある上位10人から弾かれ焦ったが、それでもどうにか第一シードに潜り込んだという経緯がある。
「あの経験をしたのは良かった」。
2年連続のシード権の確保は今年もまさに、今が踏ん張りどころ。大舞台でこそ、ここぞの一発がぜひ欲しい。
「そういうのがないと、上にはいけない。優勝争いの中で、どういうミスが出たりするかというのは初めての経験だが楽しみながら、優勝を狙っていきたい」。
前日12日に、26歳になったばかり。
誕生日ウィークに、ビッグタイトルによる夢の初Vを勝ち取れるか。